制作背景

独学ですが、漫画の制作工程を公開します

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先日Twitterでこんなタグを発見して、そういえばメイキングってあんまり載せたことなかったな〜と思い、やって見ました。

元ツイートはこちら↓

近年、電子書籍も増え、デジタル媒体が一気に増えました。
私も最初は漫画も紙(原稿用紙)とペンを使って、トーンもカッターを使って貼っていました。
専門学校でデジタル作画を学んでからは、ネーム〜仕上げまで以降はずっとフルデジタルでやっています。

今回は私のやり方ですが漫画を製作するときどういう風に作っているのか、Twitterであまり呟けなかったところなどちょっと詳しく書き出してみたいと思います。
もちろん、この通りにすればいいというわけではないので、これからデジタルで始めるよ!という方の製作の参考になれば。

ちなみに環境はiMacを使っています。

スペックは

・モニターは27-inch
・メモリは8 G 積んでます。

 用意するものは?

ペイントソフト

現在使用しているのがCLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)。
もう少し前はComic STUDIO EX(以下コミスタ)を使っていました。現在はセルシスの方でコミスタはサポートは終了しているので、乗り換えキャンペーンの時にクリスタ導入を決めました。

ペンタブレット

私はワコムのBAMBOOシリーズ CTE-450を使っています。
学生時代から使っているのですが結構持ってるな……。もう10年以上は経つんじゃなかろうか。
まずメリットとしてはPCで画面全体を見ることができるので、手元が隠れないこと。ありがちな左右反転した時の違和感や全体のバランスなど常に全体を見れるので気付きやすいです。
ただ、今は慣れてしまってあまり気にならないのですがモニターとのラグが少しあるのでアナログでずっと描いていて初めて触る!という方はもしかしたら今は液タブの方がいいかもしれません。
私は液タブ持っていないので比較できないのですが、
板タブと液タブの比較については検索すると使われた方の体験談やたくさん出てくるのでそちらを参考にして見てくださいね。

ちなみにクリスタだと今はiPadでも対応しているとのことなので高級なものを買わなくてもipad一つあれば描くことはできると思います。

制作工程

プロット

漫画を描くときの設計図ですね。どんな物語を描くのか、どんな設定なのかとか箇条書きにするときもあれば脚本のようなものにするときもあります。これは作家さんによっていろんな書き方があります。

私は主にセリフ、簡単な場面の説明、そして簡単な設定を書いてまとめます。
思いついた時にノートに書くときもあれば、PCで打ち出すこともあり、長編作品だと年表を作ってまとめることもあります。
また、一度書いて使わなかったものも消さずに残して置くとネタ詰まりの時に後々リメイクしたりと再利用できるので極力残しています。
これを考えている時が一番楽しい工程なのかもしれません。

ネーム

こちらはクリスタで作業しています。
ネームは本来の意味だと下書きの下書きなのですが、時間短縮のため下書きも兼ねてやっています。
利点としては何回でも修正が効くこと
私がアナログ苦手な理由にまず上げられるのは一発書きが苦手なことでした。
「失敗できない」「間違ったら修正にめんどくさい」という理由だったんですがデジタルは何回でも修正が効くので大分気持ち的に楽になりました。

こちらもプロット同様、シーンを描く時に何パターンか描いては残して置くと「前のがよかった」という時に戻れるのでストレスはなくなりました。また、レイヤーという機能がありますので、下書きが終わったらそのモチベーションのまますぐペン入れができることも利点です。

あと人それぞれだと思いますが、私のネームはかなり大雑把です。


これは長編作品のネームで、
敵の魔法を防いで、反撃を狙うシーン。
人物、背景は大体誰がどの位置で何をしていてが分かればいいかなーな感じで書いております。

コマ割りは図形ツールでやっています。そのまま区切ったり変形できるのでペンツールでわざわざ描かなくてもOK。ただし、斜めとかの変形ゴマを使用する場合は後々変更する時にちょっとめんどくさいかもしれません。

ペン入れ

ここは人によってそれぞれなのですが、
ネームの次に私はすぐそのまま描いてしまうことが多いです。
デジタルはレイヤーというアナログで言えば紙のシートを作れる機能があり、その紙を重ねていく構造(イメージ)なので、
ネームで書いたレイヤーを作ったその上にまた別レイヤーを作って描いていきます。

ただ最近は何回も重ねて描くのがめんどくさくなり、また、勢いのある線を残しておいた方がアナログっぽくなるという理由で新しくレイヤーを作らずそのまま線を削って整えています。

加工

トーンと呼ばれる、拡大すると網目のツブツブのやつなのですがこれを貼って白と黒以外に色をつけれるようになります。
加工は全体にこうした着色や盛り上げるために効果線などを描いて絵が動いていくように演出していく工程になります。

クリスタの機能でテンプレート、素材というものがあるのですが、これを使って
あらかじめ人物の貼るトーンや作った素材を入れておけばすごく楽になります。

・「新規」で全く別のファイルを作った後、使うトーンレイヤーを入れておきます。
・その後、上のメニューバーの「素材登録」→「テンプレート」を選択。
・そのまま登録。これで「素材」フォルダの中にそのレイヤーファイルごと記録されています。
・あとはドロップして入れるだけ。

一々素材フォルダの中からトーンを選んで入れる手間が省けるため、増えてきたら素材フォルダの中にまた別のファイルを作って整理しておくとかなり便利です。
特に登場人物が多い画面や、模様など一々描いたり選んだりするのが大変になるので非常に重宝します。

加工2

上記の画面がまだ寂しかったのでちょっと盛り上げました。

やっぱり魔法陣的なものが付くとわかりやすいですね。
素材は一から作ってスプレーかけたり、消しゴムで削ったり、色々試しています。
このシーンは魔法の発動のシーンなので浮かび上がらせるよう少しグラデーションっぽく見せて見ました。
魔法の演出っていつもすごく迷うんですけれど、ごちゃごちゃにならずにいかに見やすく綺麗にできるかは永遠の課題です。

以上、お疲れ様でした!

アシスタント経験もないので技術的なことを上手く語れなくてすみません。上記は全て私の独学で、漫画の制作工程は一応こんな感じです。今後機会があれば現場で働きながら学びたいなと密かに思っています。
最近は制作することに精一杯で中々できなかったりするのですが、子供の頃はとにかく漫画雑誌を見たり、好きな漫画の効果や演出など細かいところなどを見て勉強していました。
ストーリーもそうなんですが、作画も同時にどんどん磨いていかなければと自分のやり方を追求しています。

漫画は静止画の連続なので、バトルシーンなどは止まらずにとにかく画面が動いているように魅せたいと心がけてます。

長編漫画というか私はさらっと読めるような作風ではないので中々SNSに連続してあげられないのですが、パッと見て「面白そう」だとか「お、これ何かな?」とか立ち止まってもらえるようにはアピールしていきたいです!
綺麗で見やすく、そして読みやすいようにこれからも頑張ります!

それでは、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!

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